HOME > どこに使うの? > 道路舗装 > 施工手順

  

施工とFe石灰処理土

道路舗装における一般的な施工例


① 掘削 ② Fe石灰処理土 搬入 ③ 敷均し整正
① 掘削 ② Fe石灰処理土 搬入 ③ 敷均し整正
既設舗装や路床を掘削します。
湧水がある場合は排水処理などを講じておきます。
あらかじめFe石灰を混合処理した
Fe石灰処理土を搬入します。
このとき路床を乱さないように注意します。
1層あたりの施工厚に敷均します。
1層あたりの最大厚は20cmです(仕上がり厚)。
目標厚まで『搬入』『敷均し』『転圧』を繰り返し行います。
④ 転圧 ⑤ 粒調Fe処理材 搬入 ⑥ 敷均し整正
④ 転圧 ⑤ 粒調Fe処理材 搬入 ⑥ 敷均し整正
基準密度を目標に転圧を行います。
処理土の状態により散水し、練り返さないよう注意します。
搬入された処理土は、その日のうちに転圧して下さい。
粒調Fe処理材を搬入します。
路床・Fe石灰処理土を乱さないよう注意します。
1層あたりの施工厚に敷均します。
1層あたりの最大厚は20cmです(仕上がり厚)。
目標厚まで『搬入』『敷均し』『転圧』を繰り返し行います。
⑦ 転圧 ⑧ 上部路盤 舗設 ⑨ 基層・表層 舗設
⑦ 転圧 ⑧ 上部路盤 舗設 ⑨ 基層・表層 舗設
基準密度を目標に転圧を行います。
処理材の状態により散水し、練り返さないよう注意します。
搬入された処理土は、その日の内に転圧して下さい。
上部の路盤を舗設します。
この層以上で交通解放が可能となります。
基層・表層を舗設します。
⑩ 完了・供用 注 意 事 項
⑩ 完了・供用

 長期にわたり安定した供用が
 可能となります。

・雨天時には原則として施工を行わないで下さい。路床や材料が泥濘化し、効果を得られない場合があります。
・施工時に突然の降雨に見舞われた場合は、水が材料に浸透するのを防ぐために、敷均しを中止し、速やかに締め固めて下さい。
・軟弱地盤上の施工では、過転圧が原因でクラックや練り返し現象が起こる場合があります。路床や材料が乱れる場合は速やかに施工機械の変更を行って下さい。ただし機械の変更については、発注者の承諾が必要です。
・Fe石灰処理土、または粒調Fe処理材のいずれかのみを施工する場合は、上記より該当する手順で施工を行って下さい。
・直接材料を搬入せず、別の場所へ保管する場合は、シートを被せ、3日以内には搬入・転圧を行って下さい。
・Fe石灰系処理層上での交通解放は、表面の乱れ・練り返しにより効果を得られなくなる可能性があるため、原則として行わないでください。交通解放を行う場合は瀝青材及び粒状材を舗設後または乳剤による保護を行い車両を通行させてください。なお、施工直後では硬化しておらず、極端に軟弱な場所では車両通行により構築層を乱す恐れがあるため、交通解放面においてプルーフローリング試験等により極端なたわみが無い事を確認し交通解放を行って下さい。
・上記施工手順は一例です。実際の計画に基づき施工を行って下さい。