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トピックス(平成29年4月)


本技術は、国土交通省NETISの掲載期間を終了した技術となっています。

舗装の長寿命化を実現するリベースジョイント®工法(リベース工法)


リベースジョイント・リベース工法断面例『リベースジョイント®工法』は、Fe石灰処理土による路床構築および、路盤には同系で耐荷力・耐水性・耐久性に優れた粒調Fe処理材(粒調Fe石灰路盤材)を適用し、舗装の長寿命化・道路交通振動の低減を図る工法です。 また、イニシャルコストの縮減と舗装の長寿命化を両立させた舗装工法で、施工性の向上,廃材の有効活用,長寿命化によるライフサイクルコスト縮減の効果も高く、舗装工法としては唯一道路交通振動の低減効果が確認され専門誌等に紹介されました。
『リベース工法』とは、改良の必要がない良質路床上で路盤強化のため粒調Fe処理材を適用する工法で、同様に廃材の有効活用,長寿命化によるライフサイクルコスト縮減などの効果が期待できます。
リベースジョイント®工法は、平成15年に国土交通省の運営する『NETIS』に登録され、活用効果評価(現在は掲載期間終了)されています。

  NETIS 新技術情報提供システム『リベースジョイント®工法』
  「登録番号:QS-030004-VG 副題:路床・路盤工にFe石灰系処理材を用いた長寿命化舗装」


粒調Fe処理材(粒調Fe石灰路盤材)の開発


サンドイッチ舗装工法の一種であるFe石灰工法は、供用後数十年が経過してもFe石灰処理土に起因する破損は一例もない事が報告されています。 しかし、上部に使用される粒状路盤材は10年程度の使用で圧縮変形により破損するケースが多いことから、舗装の長寿命化を目的とした路盤材として新たに開発したものが『粒調Fe処理材(粒調Fe石灰路盤材)』です。
粒調Fe処理材 粒調Fe処理材は粒状路盤材と同等の施工性とコストで長期供用を可能とする材料で、施工直後でも十分な耐荷力と、硬化後にはアスコンの破壊を抑止する微小なたわみを維持できるように、Fe石灰処理土をベースとして、用土にあらかじめ低品質の再生骨材などを40~60%混合し、粒度や性能を調整した材料です。
※ 一部地域ではFe石灰処理土と同一材料となる場合があります。
  粒調Fe処理材はエコマーク認定商品です
  「認定番号:第05 131 016(03 056 005) 類型名:土木製品Version1.2 類型番号:131 Version1.0」

  粒調Fe処理材は環境省の定めるグリーン購入法の特定調達品目適合商品です PDF
  システム分類:公共工事  分類名:路盤材
  → グリーン購入法特定調達物品情報提供システム

信頼性の高い材料だからこそ認められた『a=0.55』


粒調Fe処理材の等値換算係数は各自治体独自で取扱いを定め採用されてきましたが、国土交通省および独立行政法人土木研究所においても、等値換算係数『0.55』の妥当性と路盤工に用いる材料としての適用が認められました。
粒調Fe処理材は現在、九州全域で一般的に適用され、路盤材として国土交通省 九州地方整備局 土木工事設計要領の標準断面に採用されています。

NETISとは?


NETIS(New Technology Information System[新技術情報提供システム])とは、民間事業者により開発された有用な新技術を公共工事などにおいて積極的に活用していくため、情報を共有及び提供する目的で国土交通省が運用しているデータベースシステムです。
NETISを中核とする新技術の情報と、直轄工事等での適用および効果の検証・評価などの流れを体系化したものです。

リベースジョイント®工法(リベース工法)の断面例


粒調Fe処理材

従来断面とリベースジョイント®工法の構造特性の比較(FWDによる検証)


FWDによる検証

舗装のライフサイクルコストの概念によるコスト縮減例(自社資料により平成21年度試算)


ライフサイクルコスト


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