
その他の利用
Fe石灰処理土は道路や基礎地盤以外にでも利用されています。
Fe石灰処理土は長期間にわたる継続的な強度増加が特徴であり、遮水性・耐久性が高いため、その特徴を利用してあらゆる場面で活用されています。
土木構造物の裏込め材

Fe石灰処理土を用いることで、構造体の負荷を軽減し、長期的に安定した状態を保ちます。また、遮水性が高いため構造体を保護する効果があります。
遊歩道などの土系舗装(表面処理)

Fe石灰処理土はまさ土などの自然土をベースとした材料ですので、景観や質感が良く自然と調和します。
また、Fe石灰処理土はプラント混合(中央混合方式)での生産となるため、施工時の周囲への環境にもやさしく、早期に施工が可能です。
鉄道のバラスト軌道(線路)の路盤噴泥防止

このバラスト軌道の路盤上層部に粒調Fe処理材を使用することで、路盤・路床の軟弱化を軽減することができ、噴泥防止に利用されています。

堤防などの裏法面の表面施工基礎層

大規模工事となると、法面転圧用ウインチなどを用いて施工が行われます。
遮水処理
グラウンドなどの排水処理のため、表層より下部にFe石灰処理土層を構築することで、周囲の排水溝へ水を誘導・排水することができます。
これは、Fe石灰処理土の高い耐水性の効果を利用したもので、グラウンドのコンディションを長期にわたって維持することが期待できます。